人民拉致裁判制度の本性と反人道性ここにあり

 本日、日本帝國主義体制原子力発電が運転開始から39年もたった東海第二原子力発電所の再稼働を申請するという無分別極まりない妄動を働きました。原則として運転延長ができない原発の例外的運転延長再開申請であり、しかも爆発した日本帝國東京電力福島第一原子力発電所と同じ沸騰水型ということで、こんな申請が容認されれば、なし崩し的に例外適用が拡大して標準化されるに決まっています。原発問題については、日本帝國経産省及び日本帝國原子力発電環境整備機構が開いた、原発から出る廃棄物の最終処分場についての意見交換会に際して、広告会社から謝礼をもらった学生がやらせ質問をするといった異常事態もありました。この経緯は日本帝國自民党小泉純一郎政権時の「やらせタウンミーティング」問題と同等の深い病根があるというしかありません。とはいえ、こんなインチキ意見交換会を日本帝國メディアが批判する資格があるのかどうか?となると、人民拉致裁判制度(裁判員制度)総翼賛・不正乱発に手を染めた拉致実行犯・白色テロリストとして、「司法制度改革タウンミーティング」のやらせ質問をほとんどなかったことにする悪質世論誘導も働きました。所詮は既成事実を積み重ねることを無批判的に容認するのがこの種の日本帝國メディアの限界か悪質性かといった観点から相応の対抗手段を我々として講じていかねばなりません。

 さて、本日、沖縄でのアメリカ合衆国帝國主義体制侵略軍関係者が裁かれる強姦殺人事件人民拉致裁判(裁判員裁判)にて無期懲役が求刑されました。で、この裁判に際して波紋を広げる記事が少し前の(11月17日付)琉球新報社説に掲載されています。この件は冒頭から「黙秘権行使は許し難い」「被告は丁寧に答えるべきだ」と刑事被告人の根本的権利を否定する意見を述べていて、この社説に対して日本帝國主義体制沖縄弁護士会から抗議談話が発表される事態になっています。また、琉球新報のライバル紙である沖縄タイムスを含めて、沖縄内外の多くの日本帝國主義体制メディアもこの問題について事実関係を報道しています。
 琉球新報は今回の被告人(拉致被害者)がすべて話すべきという論評に問題はないとの立場を論説委員長から出しています。沖縄弁護士会は人民拉致裁判加担拉致実行犯が証拠に基づかず一定の方向性をもった判決を出すよう、琉球新報というメディア機関として誘導しているのではないかとの疑念を持っているのは至極自然なのですが、あくまで琉球新報は証拠関係に基づかない判断をすることを求めているわけではないと述べています。上記社説で琉球新報は「被告人反省していないと断じるしかない」とも述べているのですが、そもそも、無罪主張や一部否認をすることは被告人の権利でもあり、裁判の場で反省する義務はないのです。今回の裁判に限らず、推定無罪の原則が働く刑事被告人に対して自白の圧力をかける体質は、琉球新報のみならず日本帝國主義メディア全体に深く蔓延した悪弊というほかありません。
 上記の論説記事は誰がどう見ても刑事被告人の裁判における権利に反する内容としか読み取れません。問題は、この論説記事を書いた人物も、人民拉致裁判の拉致手続で選出されたら裁判加担を強いられることです。仮にこの論説記事を書いた人物が選出されて裁判に加担したとして、この論説記事の理念に即して判決を下せばこれは刑事被告人の権利を蔑ろにした弾圧判決になりますし、逆に刑事被告人の権利を最大限尊重するとなると論説記事内容との整合性が問われます。また、この論説記事を書くような立場にあれば人民拉致裁判の拉致手続で排除されるとの確信があるとすれば、人民拉致裁判の責任や負担を一般市民に押し付ける極めて悪質な狙いがあるというしかありません。同じ11月17日の沖縄タイムス社説は確かに被告人・拉致被害者側に対して「罪の大きさを認識し、真実を述べてもらいたい」とは述べているものの、あくまで圧力的な論調は見られず、ギリギリ被告人の立場にも配慮はしているものです。
 こんな異常事態を招くのも、そもそも人民拉致裁判制度が日本帝國主義社会全体の認識として、刑事裁判の鉄則である被告人の権利保障とは逆の方向性をもって強行導入された経緯があるからにほかなりません。反米帝侵略軍思想の根深い沖縄のメディアとて、人民拉致裁判制度への不正乱発推進に加担した拉致実行犯・白色テロリストの立場に堕落した侵略勢力です。そして、上記で紹介したような社説記事は当の刑事被告人(拉致被害者)には直接伝わりませんので、この記事が向かう先は、人民拉致裁判加担拉致実行犯であったり、刑事裁判にかかわる法曹関係者であったり、社会全体だったりです。これらの世論扇動は推定有罪や厳罰化の方向にしか進まないのは容易に想定できるというもので、そうなると、この政策の存在そのものが公正な裁判の確保という観点でも極めて反人道的だということがわかるというものです。

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