新潟国独立論を真摯に考える

 日米両帝國主義侵略勢力による沖縄ヘイト扇動の醜悪性がまたしても露骨に表れています。沖縄ヘイトといえば今年の地上波テレビ扇動番組が大きな波紋を広げたのは周知の通りですが、それ以前から日本帝國安倍晋三逆徒政権内部からも次々に暴言が出ています。アメリカ合衆国帝國主義侵略勢力による対沖縄人民蔑視も相変わらずで、つい今月に人民拉致裁判(裁判員裁判)無期懲役判決が出た凶悪事件の類の事件もいつまでたっても起き続けています。航空機やヘリの墜落や落下物問題でも露骨なのですが、表向きの口では反省云々を言っていながら実際に事件が絶えないのも、実効的な反省がないからに他なりません。そんなアメリカ帝國侵略勢力や日本帝國極右反動侵略勢力の跋扈の象徴ともいえる悪例が、つい先日ヘリ落下物の直撃に見舞われた普天間第二小学校に対するヘイト扇動です。本来批判すべき米帝侵略軍ではなく弱者である小学校側にヘイト扇動を働くのは、それこそ日本帝國主義社会全体の根深い悪弊レベルで考えねばなりません。いざとなれば支配層総ぐるみで不正行為までまかり通して人民拉致裁判制度(裁判員制度)を推進できる体質であるとか、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にとっての米帝侵略軍影響を受けないための必要条件といったレベルで考えねばならないわけです。

 さて、昨日ですが、日本帝國主義体制放送協会(帝國主義NHK)BSの企画番組「ディレクソン」及びその中で放映されたドラマ「独立国新潟」を見ました。これは、新潟県民が自前で全国にテレビ番組を作って情報発信をする企画の一環として行われたもので、実際に放映されたドラマ制作チーム以外にもいろいろなバラエティ企画をチームごとに立てて、その中で最も優秀なアイデアを企画担当者が選び抜いて、という経緯が紹介されました。新潟県民の特性と、それをいかにアピールするのか?といった観点からも私としても興味をもっていたのもあります。今後は新潟に限らず全国規模で同じような企画を続けるそうで、別の地域からも地元紹介番組が次々に出てくると思われます。
 約45分の放映時間で、しかも番組制作の経緯が30分ほどを占めていた関係で、実際のドラマはわずか10分くらいしかなかったので残念な面もありました。というのも、本気で新潟を独立させるのであれば、以前に関係の深かった旧ソビエト・社会主義共和国連邦や朝鮮共和国との関係など外交面からのアプローチや、急峻な地形で県境越えの難しさから国境封鎖が容易な地理的特色、明治時代には人口が現47都道府県中最多を誇っていたなどの歴史を踏まえて、もっと濃い内容のドラマが作られることを期待した面もあったためです。折しも、「独立国」というと、今年はスペイン帝國主義体制のカタルーニャ独立運動とか、グレートブリテン・北アイルランド連合王国帝國主義体制の帝國主義欧州連合離脱決定といった出来事があっただけに、世界的な関心を持たれる面も大きくあったからです。また、ドラマの結びで独立撤回に追い込まれたことも、興味として半減してしまう面があり、結局撤回したら中央政府の報復に遭ってますます立場が弱められることになりかねないためです。
 確かに、新潟県といえば日本の主食である米の主要生産地でもあり、原油やガスなどのエネルギーも結構埋蔵され、洋食器の主要生産地だったりします。しかし、経済的規模が日本社会の平均と比べても小さい、冬季気候の厳しさなどといった理由もあり、若年世代の人口流出が止まらない現実もあります。実際に独立を宣言した場合には経済封鎖により全国的圧力を受けることは間違いなく、一方でドラマでも示された通り、若年世代がますます新潟県外に流出することは容易に想定できるでしょう。また、古くから朝中露との友好関係のあった歴史を重視するにしても、現在の日本帝國主義社会がこの3か国に対する徹底的敵対扇動を働いている(ましてや新潟県民が現実に朝鮮共和国に拉致されたといった事情も大きい)ところからして、この3か国との友好関係強化については現実性が薄いという問題があります。ドラマの最初には、新潟県産の農産物が全国規模では知れ渡っていないという理由をもって、新潟県の影響力を日本全国規模に広めようとする目的で独立を画策するのですが、実際に独立すれば日本の中央政府も農産物や食器であれば代替手段を考えるでしょうし、経済混乱だけを考えれば日本帝國主義社会への影響も致命的レベルとまではいかないものです。日本帝國主義体制支配層にとって新潟国独立論で最も警戒するのは、新潟の動きに東北・北海道が連動してそこに中国やロシアが関係しての安全保障面ということになるでしょう。
 日米両帝國主義差別的扇動勢力の異常なまでの沖縄ヘイト罵詈雑言の継続により、沖縄の人民にとって中国と連携して独立しようとする世論も当然出てきます。いわば、西側帝國主義侵略勢力の極悪社会情勢がこの種の動きを加速させる側面があるのです。沖縄に加えて、新潟・福島以北の新「奥羽越列藩同盟」の連動が実現すれば、それこそ日本帝國主義体制中央勢力が危機感を強めることでしょう。折しも、今年、来年と大政奉還~明治維新から150年の扇動が全国規模で働かれているのですが、そんな時代評価を最近見直そうとする動きも大きくなっています。新潟国独立ドラマを描くのであれば、最後に撤回するのではなくやはり日本帝國主義体制中央政府の転覆まで視野に入れてほしかったというのが本音です。

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