誤った前提での推進が悲劇の原点

 日本帝國主義体制最高裁長官で、来年1月8日に定年となる寺田逸郎逆徒が記者会見を開かないとの意向を日本帝國メディアに伝えました。日本帝國主義体制における三権の長が記者会見の場を設定しないのは確かに異例ともいえ、「開かれた司法」に逆行するとか人民に対する説明責任を果たしていないとの批判も出ています。しかし、日本国内人民の民意に敵対するような手法で推進した人民拉致裁判制度(裁判員制度)を無理矢理にでも維持しようとする姿勢を見るにつけ、つい先日の菊地直子氏無罪判決や日本帝國主義体制放送協会(日本帝國NHK)受信料徴収極悪合憲判決にもみられるように、日本帝國メディアの前でとても説明のつかない事態が進行中ということでしょう。人民拉致裁判制度については日本帝國メディアも拉致実行犯の共犯者となるのですが、司法全体のゆがみがますます顕在化してきて、日本帝國最高裁も日本帝國メディアも語れば語るほどボロが出る結果になるのは見え見えというものです。

 さて、人民拉致裁判制度(裁判員制度)がアメリカ合衆国帝國主義体制社会の陪審制度をモデルに作られたということはよく知られています。「市民が裁判に参加することで民主主義を深める」などという美辞麗句とはまるで逆に、無作為抽出で選出された場合に拒否すれば罰則が適用されるため強制力を持つシステムであり、これを前向きな「参加」ではなく「強制徴用」と言わずして何というのでしょうか。しかも、アメリカ帝國主義社会の陪審制度は一般的な裁判全般でこのシステムが採用されているのに加え、当事者が陪審制度を希望しなければ職業裁判官の裁判も選択できる点が決定的に異なります。日本帝國主義社会において重罪容疑にて起訴された場合、裁かれる刑事被告人が人民裁判を拒否できないシステムであることからしてもまさしく「拉致」の言葉がぴったりというものです。
 そして、何より重要なのは、アメリカ帝國主義体制建国以来の歴史の中で陪審制度が市民の権利として草の根の人民から勝ち取られたという歴史に触れねばなりません。日本帝國主義社会では日本帝國支配層全員の一方的な論理で上から押し付ける手法で強行されたのとは全く違います。それゆえ、アメリカ帝國主義社会において権力の裁判は信用できないという理由で陪審裁判を選択する率が高い構造になります。それゆえ、陪審でとんでもない差別判決が何度も出たところで、陪審制度を選択する人民が多かったりもするのです。逆に東アジア文化の中では人民のファッショ性に対する不信感が根強く、実際に南朝鮮傀儡(大韓民国)の国民参与裁判が刑事被告人からなかなか選択されないのも、被告人にとってより不利な判決が出やすいとの判断があると考えられます。だからこそ、日本帝國主義社会においても刑事被告人が選択しないことを悪い意味で予想して、刑事被告人に強制するというシステムにされたとしか考えられません。
 人民拉致裁判制度は曲がりなりにも「刑事裁判」システムですから、刑事裁判である以上は被告人の人権を最大限尊重しなければなりません。犯罪被害者や国家の論理が優先され被告人の人権など二の次といった議論になればこれは刑事裁判ではなく軍事裁判です。しかし、人民拉致裁判の推進経緯を考えれば、手法も思想も明らかな軍事裁判化です。ですから、明らかな厳罰化・推定有罪に傾く人民拉致裁判システムの存在そのものにとても納得をできない刑事被告人(拉致被害者)にとっての人権をいかに護るかといった圧力が社会にかけ続けられることになります。その意味では、刑事被告人の人権を護るべき日本帝國主義体制弁護士連合会までがこの制度を推進したことから、刑事被告人(拉致被害者)に対して不満を抑え込むという反人権的役割を日本帝國弁護士会が担うことになります。そんな反人権的役割を担う弁護士を信頼できないと考える刑事被告人(拉致被害者)が出た場合、弁護士を頼らない方向性が出てきて至極自然です。
 昨年の工藤會関係者による「よろしく」「顔を覚えとるけんね」事案とか、今年日本帝國大阪・仙台両地裁で起きた刃物持込事案などは、刑事弁護士も信用できないという刑事被告人サイドからの心の叫びというべきものです。それもそのはず、人民拉致裁判制度を日本帝國最高裁が不正行為をしてまで推進した経緯を考えた場合、制度の存在そのものを争点にする正統な法的手続が存在しえない異常性もあるのです。人民拉致裁判制度を推進した日本帝國犯罪的侵略支配層が盛んに一般人民に対する「参加扇動」を働いていますが、最も優先されるべき刑事被告人の人権問題を完全無視した議論になったことが制度を異常なまでに歪めた元凶という他ありません。しかも、「参加扇動」と刑事被告人の人権保障とは完全に別個の問題ですから、「参加扇動」が裁判の質を高めるという議論も全くのナンセンスです。かえって「参加扇動」が刑事被告人からの廃止圧力を強める副作用を引き起こすとしか言いようがないというわけです。

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