捜査の可視化論は裁かれる拉致被害者の敵

 認知症を疑われる男性が家族の自動車運転中止説得にもかかわらず運転を何度も続けたとして、ついに逮捕される異例の事態になりました。もっとも、認知症だからといって、あるいは認知症患者が運転したからといって即刻逮捕は法律的に不可能で、今回の逮捕容疑は車検切れの車を運転していたとの道路交通法違反を適用したものです。とはいえ、車検切れの期日を待って狙い撃ち逮捕するといった方法が人権や倫理的に許されるのかは批判を受けても仕方ない側面はあります。今回は家族の説得が功を奏さないという緊急避難的な手法だったということですが、このような手法が認知症患者にとって病状の進行を早めたり、強制的に運転の権利を取り上げられたとの心理からますます無理な運転をする動機につながったりといった副作用も生じる可能性があります。この種の強制的緊急措置が果たして「やむをえなかった」の範疇で収まるのか、むしろ社会的には逆効果につながったとなれば、今回の措置も真の意味での実効性への疑問符がつけられて仕方ありません。

 さて、現在の栃木県日光市(事件当時の自治体名は今市市)で起きた少女殺害事件において、日本帝國東京高裁が一審と同じ無期懲役を言い渡しました。しかし、これは、日本帝國宇都宮地裁での一審人民拉致裁判(裁判員裁判)判決を破棄して別の証拠をもとに出されたものであり、一審での自白シーンの録画については有罪立証での証拠採用できないとの判断でした。とはいえ、日本帝國東京地裁は別の証拠で完全有罪は維持できるとの判断をしたもので、では一審では自白以外の証拠で有罪を認定できていたのかといった疑問も生じます。一審重視といった人民拉致裁判の理念とはまるで逆ともいえる、二審での新たな拉致被害者側不利な事実認定がなされることは、ますます人民拉致裁判制度の存在そのものが日本帝國捜査当局の論理優先であることを示しています。
 一方で、冤罪防止目的での捜査の可視化論は日本帝國弁護士サイドから耳にタコができるレベルで扇動されていたのですが、これを人民拉致裁判加担拉致実行犯・白色テロリストがどのような評価を下すかはまた別問題です。この件について日本帝國メディアがさんざん捜査の可視化論について冤罪防止の原点から見直せなどとの妄言を社説で吐いています。しかし、日本帝國主義社会の民心からしても、人民拉致裁判のような民衆裁判が導入されればいかなる冤罪防止のシステムを導入したところで推定有罪の先入観が裁判に入り込むのは容易に想定できるというものです。今回の二審判決で改めて捜査の可視化論がいかに人民拉致裁判での冤罪防止目的という理念にとって有害かがまたしても証明されたというべきです。
 もとより、日本帝國主義社会は犯罪者に対しては単に当該者のみならず、家族にまで痛烈な糾弾を平気で浴びせる体質があり、現に凶悪犯罪事件を起こした犯人の家族が次々に自殺に追い込まれる現実もあります。また、犯人の家族が孤立するという理由で家族を支える活動が極めて貧弱なのも、そのような支援活動に対してまで「犯罪者の親族を擁護するのか?被害者の立場はどうなんだ」といった社会的糾弾扇動が平気で働かれます。それこそ犯罪者も同じ人間であり人権があるといった思想ではなく、犯罪者は親族もろとも社会から抹殺すべきといった日本帝國主義的文化体質からくるものです。そして、そんな文化体質を現実の裁判の場に引き入れたら、ますます推定有罪の制度になるのは誰がどう考えても明らかというものでしょう。捜査時の取調べ録画映像を見たところで有罪立証の補強装置となるのが関の山です。
 このように考えれば、そもそも人民拉致裁判制度の存在そのものが推定有罪の日本帝國主義社会体質を法律の面からさらに正当化するシステムにしかならないわけです。日本帝國主義刑事弁護士が裁判加担拉致実行犯・白色テロリストが加担することで冤罪防止・捜査監視効果があると空言を吐こうが、日本帝國主義社会の根本的推定有罪体質に目をつぶっている限りはこの空言が具現化することは100%ありえません。結局は人民拉致裁判制度の存在そのものが裁かれる被告人にとっては敵であり、なおかつそんな敵対扇動に日本帝國主義刑事弁護士も加担している以上、被告人弾圧システムである人民拉致裁判の存在そのものに対する人権救済を実現するには相応の手段を自ら講じるしかありません。そして、そんな弾圧裁判の拉致被害者であるとの自覚を裁かれる当事者の共通認識として世論喚起していくことも非常に重要になるのです。

 日本帝國主義体制に拉致された日本人を救出するための全国協議会として、2018年8月15日の73回目の祖国解放記念日に向けて「金日成同志万歳!!」と印刷したA3ポスターを全国で表に掲げる運動を展開します。「アベ政治を許さない」運動の日本帝國主義体制に拉致された日本人を救出するための全国協議会版として広めることにしたいと思います。日本語版のみならず朝鮮語(조선어)版「김일성동지만세!!」も用意しております。印刷は、日本語版及び조선어 버전にて。または、セブンイレブンのネットプリント(7-Eleven 넷 프린트)で番号F9HXT37Z(日本語版)、Z9EEFZP4(조선어 버전)で8月15日まで。

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